夜尿症だった友達の話

子供のころ、父親同士が公私ともに仲が良かったため、家族ぐるみの付き合いがあった一家があります。

両家族とも一男一女で子供同士の歳も近く、よく遊びに出かけました。

『遊びに出かける』という意味は、私があちらの家を訪ねることがほとんどだったということです。

翌日が休日だったりすると、そのまま泊まることもよくありました。

妹さんの方と私は一歳違いで彼女が年上。

私と遊ぶ時に緊張したような様子はありませんでしたが、家の外に出ることは嫌いでしたし、どこか内にこもっている感じがして、ある日母にこう話しました。

「○○ちゃんは、たまに遊びに来てくれるけど、一人じゃなくてお母さんと一緒の時だけだし、ウチにお泊りしたいとか言わない。なんでかな?」

母は「3年生なのに、まだ時々おねしょするみたいなんだよね。だからウチにお泊りはちょっとダメかな。」

えー!小学校3年生になっておねしょ?とても驚きました。

後になって知ったことですが、おねしょ、もう少し医学的な用語を使えば『夜尿症』に加えて、緊張すると尿意や便意をもよおす症状もあったそうです。

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小学校初日のクラスルームでその症状が現れたのですが「トイレに行きたい。」と口にすることが出来ず、後々までトラウマ化する結果に。

子どもは時に残酷ですから、変なあだ名をつけたり、事あるごとに彼女をからかったんだろうと思います。

担任の先生は過去に経験したことがあったのか、彼女の席は席替えをしても必ず教室の後ろの方でドアに近い所にしてくれたそうです。

担任が変わった時は、お母さんが先生に事情を話してお願いしたとか。

それでもクラスルームでの尿漏れは、年に数回はあったようです。

学校でのストレスが夜尿症の大きな原因であることは間違いなかったようで、クラスルームで何かあった日から数日は連続でおねしょをし、夏休みなどにはほとんどなかったらしいです。

彼女が行きたくない。と言ったので医者にもかからず、成長につれ学校での尿失禁はなくなったものの、夜尿症は中学生になっても治らなかったと聞いています。

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